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おぬしもひまよのう

サンドリヨンの考察と対策(Ver.5.34B現在)

・サンドリヨン

長い長い冬の時代を過ごした後、いつかのアップデートでアッシュヒール(以下ヒール)にリフレッシュ効果が追加され、クリスタルブーツ(以下クリブ)も効果がリニューアルされた。WRアシストの赤の学徒の書(以下赤本)と凍みる心カイ(以下カイ)が台頭し、赤本が下方されるまで環境を支配していたキャストの1人だが、現在は中堅クラスのキャスト。

少し長いですが、本記事ではキャストの概要と対策を書いてあるので、サンドリヨンを使おうか迷っている、もしくは対面時の勝ち方がわからないという方はよかったら参考にしてみてください。

 

概要

SSは非ダウンの斬撃を飛ばす中距離武装で根本判定あり。ドローは初期キャストらしい癖の少ない素直な性能で、サイズは少し大きめでダウン属性。スキルはクリスタルスラッシュを除けば自己バフかヒールで兵士強化等はなし。唯一の赤スキルであるクリスタルスラッシュは現環境では威力が高いとは言えず、発生も遅いので基本的には現状当たる方が悪い。そのため、2種類のバフで自身のドローを強化させながら戦うのが特徴。

WSは自身の体力を大幅に回復し、味方キャストの体力を少し回復させ、さらに自身のドローの描ける長さが延長され(射程は上がらない)、ドローサイズアップと貫通力が上がる。ちなみにホワイトウィッシュとWSの貫通効果は重複するため、併用すれば巨人も貫通するようになる。

WSの全体回復を除けば味方や盤面に一切干渉しない孤軍奮闘キャスト。

素のドロー火力は吉備津と同じで高水準。中盤以降に解禁されるスキルでドローを強化できるため、正面からのレーン戦はある程度得意。ただ射程が並みレベルなので、極端に射程が長いフックやメロウのような遠距離キャストと正面から殴り合うには少し分が悪いか。

発生に関してはドローはやや早い方だが、SSは根本判定こそあるが少し遅め。どちらも硬直が短い方ではないため、大聖や吉備津といった発生の早いドローやSSを持つキャストには見てから硬直を取られやすい。それに伴いこちらの行動を見てから刺せる足が速いキャストは苦手。中盤以降はボールドレスアップの爆発とホワイトウィッシュのサイズアップでダウンがとりやすくなる為ある程度のケアは可能だが、環境を荒らすような極端に足が速いキャストには当てることが難しい。

いつかのアップデートでレベル3のヒールにリフレッシュが追加されたことによりデバフに対しても強くなった。クリブは初動こそ遅いものの、重ねていけば終盤にはバージョン2の大聖の神通を彷彿とさせるアタッカーを置き去りにするほどの足の速さも獲得できるように。

加えてそれ以前のバージョンアップで素のドロー火力が吉備津と同値になる強化も入っており、兵士弾が一発入っていれば兵士を一掃できるため、スキルが解放されていないレベル1-2間の安定感も高くなった。

新アシストの赤本と新ソウルのカイの台頭で火力を維持しながらMPもかなり潤沢となったため、ホワイトウィッシュやボールドレスアップが雑に回し安くなったことから、攻めも守りも盤石となった。ファイターのインフレ環境とキャスト自身の調整が大きなシナジーとなり、一気にこのキャストを環境トップへと押し上げた。

しかし少し前に赤本にナーフが入ったことにより、現環境では序盤でのMPにそこまで大きな余裕はなくなったことから、スキルの回転率も下がり現環境では中堅クラスのファイターに落ち着いている。

アシストの構成は基本的には2パターンで、1つ目はヒール、ホワイトウィッシュ、ドレスの345パターン。2つ目がクリブ、ヒール、ホワイトウィッシュ(orドレス)の334(335)の2パターンとなる。最近では1つ目のパターンがテンプレ。

ホワイトウィッシュとドレスの使い分けは、慣れるまでは攻める時と守る時で使い分ければいい。レーンを押し上げたい時は基本ホワイトウィッシュ。特に敵が帰城したり撤退したりして無人な場合はホワイトウィッシュ一択。敵が攻めて来たり、巨人を処理したい時はドレス。ドレスはドローの終点か貫通できない物に当たった時点で爆発するので、ホワイトウィッシュやWSで貫通力を上げている場合は大兵士に当たっても爆発せずそのまま進んでいく点には注意。逆に敢えてドローを短く描いてすぐに爆発させる使い方もできる。自衛や敵をすぐにダウンさせたい状況等で臨機応変に使い分けよう。

2つ目のパターンはクリブの構成だが、先述した通り赤本がナーフされてからはクリブの掛けなおしがやや難しくなったため、あまり使われなくなった。また、クリブ単体では速度バフの恩恵を受けづらいため、クリブ型にする際は装備するアシストもやや速度に寄せたビルドにする必要がある。そのため、ドロー型のテンプレビルドよりはある程度火力が下がることも頭に入れる必要がある。

アシストだけではなく、スキル構成も使い手のスタイルに合わせられるまさに万能キャストと呼ぶに相応しいキャスト。

しかし赤本にナーフが入ったことにより、以前よりMPに余裕がなくなった為スキルが回し辛くなったこと、また、現在トレンドの1つとなっている毒りんご型のビルドもそこまでマッチしていないことから、以前ほど脅威ではなくなった。

このキャスト自身にナーフは入っていないため、今後の環境次第では再度浮上してくる可能性も大いにあり。

 

対策

先にも述べたように、過去のアップデートでスキルの調整が入ったほか、ドローの初期値も吉備津と同様になる強化ももらっており、弱点といわれていたレベル1-2間の安定感も増し、対面する上では少しやりづらくなった。

赤本ナーフ前程ではないが、すべてが自己完結している万能キャスト。といえばその通りだが弱点もちゃんとある。

SSやドローの硬直は短いとは言えず、準備をしていれば見てから刺すことは容易なため、近・中距離のキャストを使う場合は常に硬直を刺すことを意識すること。特にSSは非ダウンであり、アシストで盛っていなければ素の威力も低いため相打ちでもこちらが基本有利な為積極的に狙いたい。ただし、ドローに関しては吉備津と同じく直当たりはかなり痛い上に、レベル3からヒールが解禁されるため相打ちばかりしていると体力差をひっくり返され一気にこちら側が不利になるため注意すること。また、ドロー型のビルドでは依然として火力がそこそこ高いため、プレイヤーによってはエルガーホルンでキルを狙ってくる人もいる。対面する場合はマッチング画面でビルドをよく確認すること。ファーストクールがたまっているであろうレベル3-4間は特に警戒が必要で、体力が半分以下であれば距離を詰めるなどといった迂闊な行動は慎むこと。

ヒールに関しては少し厄介だが、回復量を上回る火力で殴ればいつかは倒せるためドロー盛りなら積極的に硬直を狙う。こちらが体力有利になればサンド側はヒールを使ってくるが、慌てて硬直にドローを振るとキャンセルで出してきたドローと相打ちになる為アド損になりやすい。サンド側はヒールの硬直に攻撃を重ねられるのを嫌うので、こちらが刺す意思を見せればほぼほぼヒール→ドロー→緊急回避の択を取ってくる(というかそれしかない)。その為、フェイント等で緊急回避を誘発し、ドローを回避してから刺せば一方的に殴れる。ただしその際は、描ける線が長いことと、ドローのサイズが大きいため近づけば引っ掛かり安いことに注意。

クリブ型の場合は早い段階でキルをとれば回数がリセット入るため、狙える時にキッチリ落とせば問題ない。赤本のナーフで以前ほど短期間で重ねることが難しくなったため、成長も遅いため尻込みする必要はない。対面が無理やり重ねてくる場合は、その分MPに余裕がなくなっているはずなので、圧をかけてラインを押し上げてやれば案外何もできずに退散していく。

レベル4になったらホワイトウィッシュが解禁されるがサイズと大兵士貫通にさえ気を付ければほぼ問題ない。が、レベル5になるとサンド側は相打ちと見せかけてWSで回復して体力の逆転も狙ってくるため、レベル4-5間は常にレベルを意識すること。

また、WSの性質上使われるのが終盤に近付けば近付くほど、こちらの最後の攻め手を回避されたりとこちらにとっては都合が悪くなることが多いため、出来れば早い段階で使わせてしまいたい。対面のサンドがWSを発動させた際は注意チャットとWSに注意のチャットなどでできるだけ味方に情報を共有しよう。WSの有無を知っているのとそうでないのとでは味方アタッカーの横槍時の意識も変わってくる。

ビルドに関しては、最近はほとんど見なくなったがR専用の有無だけは確認しておくこと。ドローの速度が上がるのだが、意外とこれが馬鹿にできず意識していないと不意を突かれることになる。さらに、ホワイトウィッシュやWSと併用されると巨大化したドローが高速で飛んでくることになるため、ビルドやキャストによっては回避不可能になることも。

 

まとめ

・対戦前(マッチング画面)でスキル構成とビルドをしっかりと確認すること

・硬直には積極的に刺しに行くことを意識(特にSS)すること

・SSの根本判定に気を付けること

・ドローの直撃(直当たり)は避けること

・WSの発動タイミングに気を付けること(自身の体力管理)

 

以上5点かな。また思いついたりプレイして発見があったら追記、訂正していきます。

 

もし万が一記載する情報に不備や誤りがあれば、コメント等でやさしく指摘してくださると幸いです。また、こういった考え方もあるんじゃない?とか、こういった行動・ビルドも強いよ!とかあればぜひ教えてください。

それでは!