吉備津彦の概要と対策(Ver.5.34B現在)
・吉備津彦
サンドリヨンと同じく初期キャストの一人。
概要
射程こそそこまで長くないが、硬直が短く使い勝手がいい与ダウンのSS(根本判定はなし)と、当たり判定は少し小さいが発生・弾速・威力が優秀なドローを持つ。
スキルは攻撃スキルが2種、強化スキルが2種、回復スキルが1種を持つ万能型。
さらに1番大きな特徴は、1部を除けば全キャスト中最強の拠点攻撃力を持ち、兵士を運ばずに拠点を折ることに関しては一番容易なキャストであるという点。
優秀なSSとDSを持ち、自軍の兵士を強化するスキル(共鳴)と、自軍の兵士の数に応じて体力を回復できるスキル(不撓不屈)を持つことから、スキル面でも優秀なため真向からのレーン戦も苦手ではないが、吉備津の強さは敵キャストの裏を取ってから本領を発揮する。
元々素の拠点攻撃力も高いのだが、兵士を薙ぎ払いつつ同時に拠点にダメージを与え、さらに一定時間拠点攻撃力が上がる「岩砕」と、自身の防御力と拠点攻撃力を一時的にアップさせる「金剛」のスキルにより、他のキャストよりも圧倒的に早く拠点の殴り折りが可能。そのため、分が悪い対面とのレーン戦を拒否し、裏に回れば逆に有利が取りやすくなることがこのキャストの最大の強み。
そのため、敵キャストを躱して裏に周りやすくするために、ステータスは基本的に速度を優先して盛りたい。また、SSの射程も伸ばせるならダウンが奪いやすくなるため、無理せず伸ばせるなら伸ばしたい。
序盤
初期のDS値がサンドリヨンと同じため、兵士弾が一発でも入っていればDS一発で兵士を一掃できる。SSは威力をアシスト等で下げなければ開幕から大兵士が処理できるため、射程の管理さえできてしまえば安定して序盤は立ち回れる。
対面が苦手なキャストであれば、基本的にこの時間帯から早々に裏取りを狙っていきたい。
中盤
遅くともこの時間帯になっていれば正面からのレーン戦をするのか裏を取るのか何となく流れができている時間帯。
正面から戦うのであれば、レベル4から解放される「共鳴」は自軍の兵士の防御力を格段に上げられるため、上手く使いこなせば攻めにも守りにも安定感を出せる。最大MPが少ないキャストのため無駄打ちは出来ないが、敵の兵士処理を遅らせて経験値の回収を妨げたり、帰城したいときの時間稼ぎとして使うのが基本的な使い方。
さらに、効果時間が長く、城から出てきた兵士が手前拠点を超えて前線に出てきても効果が残るため、帰城した際に時間とMPに余裕があるなら積極的に城からの兵士に使っていきたい。
また、兵士を倒すことが難しくなる関係上、レベルを先行している時が特に強力。特に対面が大聖や邪道丸のような、序盤から中盤にかけて火力が低いキャストにはモロに刺さり、場合によってはこのスキルを使いながらレーン戦をしているだけで奥拠点まで兵士を運べてしまうこともしばしば。
また、リンのようなドローが貧弱なスキル型のファイター相手に「共鳴」を使うことによって、硬直の大きなスキルの使用を誘発させ、それを妨害したり硬直を狙ったりする使い方もある。
裏を取るなら先述した「岩砕」と「金剛」が活躍する。
裏を取っている場合は基本的に自軍の兵士弾によるダメージは望めないため、ビルドによってはDSで兵士を一掃することが難しい。そこで、「岩砕」で拠点にダメージを与えながら兵士を薙ぎ払い、さらに上がった攻撃力で拠点にどんどんダメージを与えていきたい。その際、画面右上のミニマップで常に対面と中央のキャストの位置を確認しておくこと。ミニマップに中央のキャストが映っていなければ森にいる可能性が高いため、森から距離をとるなど自衛に努めること。ちなみに対面のキャストが映っていないときは、自軍の兵士か拠点から離れていることになるため、自分に近付いてきているか自軍の森に隠れている可能性が高い。敵キャストがマップに移るための条件は今度別で紹介します。
「不撓不屈」は範囲内の自軍の兵士の数に応じて自身の体力と兵士の体力が回復し、さらにその兵士数が8体以上だと最大で50秒間DSの消費MPが-3され、DSが連射可能になる。(吉備津から湯気が出ていれば成功)
数が多ければ多いほど回復量が増えるスキルのため、当然少ないとほとんど回復もしない上にDS関連のおまけも発動しない。そのため、基本的には8体未満の場合では使用しない。また、兵士の体力も回復する関係上、敵が攻撃して生き残った「共鳴」のかかった兵士を回復させるといった使い方も強い。MPに余裕があれば積極的に狙っていこう。
また、効果時間も50秒と長いため、帰城した際に自軍の城の兵士で発動させてからレーンに戻れば、道中である程度MPを回復させた状態でレーン戦を再開できる。
終盤
吉備津のもっとも強い時間帯といっても過言ではない。
残り時間やマップ、戦力ゲージ等戦況を把握し、場合によっては違うレーンに走ることも考える必要がある。
先述したとおり、このキャストは拠点の攻撃力が高く、WSと金剛と岩砕を組み合わせることで耐久の多い拠点も瞬く間に破壊できるため、このキャストを使う場合はほかのキャストよりも特にタイマーとマップで勝ち筋と負け筋を見極めながら試合を運ぶ必要がある。ただし、自身の担当レーンを離れる場合は敵軍の兵士が自軍の拠点に流れない状況を作ってからにすること。自身で兵士を処理してから離れるか、サポーターに代わりに兵士処理をしてもらう等なんらかの連携を取って行動するように。例えそれが最上位で戦っている人たちでも、彼らも人間であることから戦況を見誤ったりミスをしたりすることもある。何も言わなくてもわかるよねといった気持ちで行動するのは禁物。
対策
まず大前提として吉備津相手にこちらから裏取りを仕掛けるのは基本的に厳禁である。もし裏を取られた場合は兵士を処理したら吉備津を追い掛けるなど、出来るだけ放置しないこと。
吉備津側は基本的にSSとDSの差し込みが優秀で、こちらの硬直などを狙ってくるため硬直を晒す場所とタイミングに気を付けること。また、吉備津の間合いで戦うとあっさりダウンを取られて簡単に不利な状況になってしまうため、迂闊に近づくのは禁物。特にこちら側が非ダウンの場合、威力次第では吉備津のSSやDSと相打ちはアド損になりやすい。
また、吉備津が近接寄りのキャストということから使い手が近接戦闘に慣れている場合が多く、こちらの硬直に対してフェイントをかけてこちら側の緊急回避を誘発してくることも少なくない。初見の場合は仕方ないが、こちら側がとにかく緊急回避を踏む癖があることを見抜かれると同じ手で嵌められてしまうため注意すること。
とはいえ、近付きたく無い一心で後ろに下がるばかりではラインが下がり、経験値も拾えず悪循環となる為時にはこちらから仕掛ける度胸も必要。幸い吉備津のSSもDSも射程は短いので、向こうの間合いはこちらの間合いである場合も少なくない。吉備津側が先振りでどんどん詰めてくる場合は逆にこちらもフェイントを混ぜて敵の緊急回避を誘発させるなどして対抗しよう。
まとめ
・吉備津相手に裏取りは原則厳禁
・差し込みが優秀な為硬直を晒す場所とタイミングに気を付ける
・時にはこちらから仕掛ける度胸も必要
また思い付いたら追記等していきます。
もし万が一記載する情報に不備や誤りがあれば、コメント等でやさしく指摘してくださると幸いです。また、こういった考え方もあるんじゃない?とか、こういった行動・ビルドも強いよ!とかあればぜひ教えてください。
それでは!